ご訪問くださいまして、

誠にありがとうございます！

いままで、

居抜きで開業し開設手続きをすませて、

少ない仕事量でそこそこの収入を得る

しくみつくりの話をしてきました。

⇒初めての方はコンセプトよりお読みいただけると大変嬉しいです。

これからはこのブログでは編集後記として、

不定期に更新していきます。

今日は、粒クリはかならず再生できるのか？についてお話します。

５００万円以下の居抜きを買って、少ない仕事量でそこそこの収入をつくる話をしてきました。

５００万円以下で売りに出る医院は、つぶれそうな歯科クリニック、いわゆる粒クリです。

じゃあ、粒クリはかならず再生できるんでしょうか？

私は、新患数が重要だと思っています。

新患数が月平均２０あればなんとかなります。

これは場所にたいする偏差値みたいなものなので、

これを増やすのは簡単ではありません。

開業して数年経ってレセ５０件とか新患数平均５人とかだと、

再生するのは難しいと思います。

新患数１５人とかだと、

医院のコンセプトを見直して、

チラシをまいたりホームページ強化などで告知すれば、

２０人いく可能性ありますね。

新患数が２０人をキープできれば、まずは徹底的な経費削減です。

常勤スタッフはいても１人です。あとはパートで全体で人件費を２５～３０万円にします。

レセコンは月２万円以下です。

税理士は年間３５万円以下、もしくは自分でします。

労務士はいりません。

バスや電柱の広告もいりません。ホームページやチラシは自分で作ります。

消耗品は在庫管理を徹底しムダを無くし、Ciメディカルで安く購入します。

で、医院の清潔さは徹底的に保ちます。

どんなにコストを抑えても、こまめに拭き掃除はできます。

細かい器具は洗って滅菌よりディスポの方がむしろコストが安いです。

そして、ひとりひとりの予約を重ねずにしっかり取ります。

暇な時はガラッとして、込み合う時間だけばたばたするのはスタッフ配置も多いときに会わせないといけないので効率が非常に悪いです。

患者さんひとりひとりの満足度を上げるには、毎回安定した診療時間の確保は必須です。

前回は暇な時で先生が４０分もあれこれしてくれたけど、

次回は忙しく先生の診察５分で終わってあとは助手がなにかやってた、

それで料金もそんなに変わらないとなれば患者さんは嫌な気がします。

予約の取り方は、案外と重要度高いのです。

居抜きで経営者が変わる場合は、経費の削減とかバサッとやれるのですが、

そうでなくて単に医院改革の場合は人間関係などあって削減しにくい場合もあるかもしれません。

その場合、売上（つまり患者数）を増やす必要があるんですが、

これは確実性・即効性がある方法はありません。

まずは中のムダを徹底的に見直して少しでも利益がでる体質（黒字化）にする、

その余裕のなかで時間をかけて患者さんを獲得していく、

そうすれば利益が増えていき、再生といえるんじゃないでしょうか。

⇒編集後記vol23はこちら

最後までお読みいただき、

本当にありがとうございました！

編集後記vol22 粒クリの再生

編集後記vol22　粒クリの再生